ホームデコール設計事務所合同会社によるくらしの設計事例です。
豊田市にあるこのスキップフロアの住宅は木造二階ながら鉄骨並みの大空間の家を実現しています。お施主様側から敷地とデザインに関してのコンセプトをプレゼンテーションしていただき、こちらも強い思いを受け取って、コンセプチュアルなプランになりました。 またこの空間を木造で実現するため構造設計事務所と検討を重ねてデザインと強度の双方を満足することができました。
ガレージハウスは天井も高く、25帖以上の吹抜け大空間とスキップフロア、
ユニットバスではなく在来浴槽を二階に設置(これが展望風呂!のよさ)を
両立する構造的に工夫があります。見えるところでは筋交いが120角の柱!!
展望の良い窓をしめると展望のよい窓のカーテンがわりの電動スクリーンを下すと これがシアタースクリーンと兼用になっています。ホームシアターは100インチ以上なので広いリビングのどこからでも楽しめます。(リビング階段から、二階の廊下からでも)映画鑑賞のフリースタイル化ですね。
木造の良さ、設備(東洋キッチン)の金属的なマテリアル感が住まい手のセンスを感じさせる良いバランスで配置していただきました。ロールスクリーンのシアターの素敵な兼用、実は構造を支える梁のボックスに収納できるようになっています。
同じようにガレージも 車を駐車するだけではなく、ガレージ内部に梯子と中二階があり立体的に収納や整備が合理的にできるようになっています。カヌーやボートを車に積んだままガレージにはいれて、そのまま整備できる配置に設計されているのです。ガレージハウスの良さは移動手段の車などと収納と家の入口が集約できる使いやすさです。
ガレージについては間口の広さだけ考えがちですが、高さや仕上げにこだわると利用範囲がふえます。
また、共働きの奥様のことを考えたご主人の注文住宅アイデアがいっぱい。
スキップフロアで風通しの良い廊下を利用した室内干し場と 二階の展望風呂はトイレ洗面とベランダと一体になっていて動線も家事も見晴らしもよい構成にプランニングされています。
なぜ展望風呂かというと、物干し用場でもあるベランダに直結した動線で南の二階にお風呂を配置できたからなのです。
たとえば右の写真の左壁に物干し竿をかけるフックが ビルトインされています。無理をしない美しさと使いやすさが同居しています。
手前味噌ですが、女性建築士ならではの配慮を最初の構造計画の設計から仕上げのデザインまで心がけるようにしています。